2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧
合唱団の多くはチラシやプログラムを自分たちで作成します。美しい写真や絵に重厚なプログラムノート。一見するとその道の専門家が作ったものかと見紛うほどに美しい印刷物を仕上げる合唱団も珍しくありません。 そんなこだわりのチラシやプログラムだからこ…
合唱祭や合唱コンクールの講評で、ときどきこんな言葉を書かれているのを目にします。 「宗教曲が宗教曲っぽく聞こえない」 世俗曲と比べたときの宗教曲の特徴の一つは「一本ぐっと強固な芯が通っているようなかんじ」といえるでしょう。 それの表現を乱して…
こんにちは、小春ういです。 今日はラテン語「et」の発音についてお伝えします! 「et」は英語の「and」に相当する接続詩。 「Gloria」や「Salve Regina」などに登場します。 「Gloria」……「et in terra pax ominibus」「Saive Regina」……「et jesum benedic…
心と体は密接に関係しています。イメージや感情は筋肉に反映されます。だからイメージから歌の表現を作ることができます。 卒業式の歌が感動するように、感極まった時は、歌は感動的になります。 ただ、「その時の感情が溢れちゃった」ではなく、「感情を表…
「どんな形で並ぼうか」「パート内の並びはどうしようか」「弧を描く? 真っ直ぐに並ぶ?」と並びを念入りに決める合唱団もあれば、並びを全く気にしない合唱団もあります。 なぜ、並びの重要度が合唱団によってこうも違うのか。 今回は小春ういがその理由に…
こんにちは、小春ういです。 今回は、「一つの発音は、前後の発音の影響を受ける」ということを『椰子の実』を例にお伝えします。 『椰子の実』の1番の歌詞には「な」が5回出てきます。 名も知らぬ 遠き島より流(なが)れ寄る 椰子の実一つ 故郷の岸を 離(…
「合唱手帳」では、解剖学的な視点から「歌い手の身体」についてかんたんにご紹介しています。 こちらに、現在6記事となった「身体シリーズ」のそれぞれの関係をまとめました。索引としてご活用ください。 まだまだ増えますのでお楽しみに! 歌の工程図! 第…
こんにちは、「合唱手帳」編集部です。 本日は、 朝日コンクール*や各都道府県のアンコンなどお決まりではないコンクールをお探しの方に、3つの少人数合唱のためのコンテストをご紹介します。 *全日本合唱コンクール:詳細はこちら 歌を磨く機会が欲しい方も…
こんにちは、マナーアドバイザーの清水ひなたです。 2回にわたり「笑顔の作り方」についてお伝えしましたが、今回は「表情よく歌う」ということについて考えてみたいと思います。 「合唱」もライブ。表情にこだわろう 「合唱」といえども「ライブ」です。ア…
解剖学の視点から歌い手の身体を読み解く連載。今回は「合唱手帳」編集部に変わり、小春ういが、音声学の視点をプラスしてお届けします。 見た目を揃えれば発語が揃う……? 「あ」は大きく口を開いて「い」は唇を横に引っ張って「う」は唇を前に突き出して「…
「歌詞はよく聞こえるけど、気持ちがこもってない」 「素直に歌うことはできるけど、色気が無い」 こう言われたら何をしますか? 作詞家の経歴を調べる?歌詞の意味を深める?歌詞の情景を絵に書く? その前に、自分の歌に関する技術を見直してみましょう。 …
歌には腹式呼吸がいいといわれ、腹式呼吸を行っている合唱部や合唱団は多くあります。 でも、「なぜ腹式呼吸がいいの」というこの問に答えられますか? 理由を2つくらい即答できなかったら、腹式呼吸を活用できてない証拠かもしれません。 今回は、胸式呼吸…
こんにちは、「合唱手帳」編集部です。 今回は、合唱人にオススメのtwitterアカウントをご紹介します。 聞き専の鏡のお二人 bngo(@kamabun)さん まずは、はてなブログ「原動機 -文吾のホワイトボード」でおなじみのbngo(@kamabun)さん。その合唱愛は凄ま…
こんにちは。マナーアドバイザーの清水ひなたです。 以前、自然な笑顔の作り方についてお伝えした記事に 「自分の笑顔が自然かどうか分からない」 という感想が寄せられました。 その声にお答えして、今回はあなたの笑顔が自然かどうか判断する方法をお伝え…
「胸式呼吸」と「腹式呼吸」って聞いたことありますか? さまざまな呼吸法がありますが、この2つは歌い手ならずとも耳馴染みのある代表格だと思います。 腹式呼吸=お腹に息を入れる呼吸法……ではない! 「胸式呼吸は胸に息を入れる呼吸法」「腹式呼吸はお腹…
「……息ってどうやって吸うんだっけ」 上手に歌おうとか、ブレス長く歌おうとか思うと、息の吸い方が分からなくなることがあります。 今回は、そんな息が入り息を出す「肺」の動きについて確かめます。 肺の大きさを捉える鍵は「ナイフ」と「ハラミ」 肺の大…
ーー成果は才能ではなく「やりきる力」と比例する グリットという概念が注目されています。 やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 …
こんにちは、「合唱手帳」編集部です。 合唱人なら「息が続かない」と自分の肺活量の頼りなさを感じたことがあるのではないでしょうか。 プロの演奏を聞いてその息の長さに感動したりしたこともあるのではないでしょうか。 しかし、そんな「あの人、私の倍も…
「笑え!」 「表情に気をつけろ!」 合唱練習の最中、時折こんな言葉が飛び交います。しかし、緊張する場面や怒られている場面でこう言われて自然に笑える人はなかなかいません。 私も、中学生の頃、笑うことができなくて困った覚えがあります。 「今から呼…
「本当にそう思って歌ってる?」と言われ悔しい思いをしたことはありませんか? 私は学生の頃、先生にこう言われ、心がないのかな? 鈍感なのかな? と思い悩んだ頃がありました。 しかし、今は足りなかったのは心ではないと断言できます。 足りなかったのは…
こんにちは、「合唱手帳」編集部です。 歌い手なら誰もが実感していると思いますが、心体を鍛えるという意味において「歌はスポーツの一種」です。 ただ、スポーツに比べ歌に関する動きは目で確認することが難しく、その分正確なイメージを持つことも難しく…