合唱手帳

20・30代の合唱愛溢れるメンバーが「歌う楽しさ」を伝えるために立ち上げた合唱サイト。

Nコン2017解説:力が入る3つの発音の歌い方「もっと不まじめもっと弱い」

 

こんにちは、小春ういです! 今日はNコン小学校の部課題曲『いまだよ』の発音についておとどけします。

 

 

「もっと不まじめ もっと弱い」

 今日は「もっとふまじめ もっとよわい」についてです。力が入ってしまうことばがあるので、かるく言えるように気をつけましょう!

 

 

ポイント1:「ふ」は力まなくてだいじょうぶ

「ふ」はひびかせにくいです。そのためにいっしょうけんめい力んでしてしまうことがあります。

けれど、「ふ」はひびきにくいイメージをもっています。力んでしまうと「ふ」のイメージとはちがうイメージになってしまいます。

口の形をさっと「ふ」のばしょにうごかしたら、あとは力をぬいて歌いましょう。

 

 

ポイント2:「じ」のベロの先は下のはよりも下に

「じ」は、ベロの先がういてしまうことが多いです。ベロの先をぐっと、下のはよりも下に下げるよう気をつけましょう。また、「じ」はいっしゅんなので、さっとベロをそのいちにいどうさせましょう。

 

 

ポイント3:「よ」はおくばにやわらかくベロを当てて

「よ」も力んでしまいやすいです。「よ」と言うとき、ベロが上のおくばに当たると思います。その当たり方に気をつけましょう。

ぐっとおしつけるというより、やわらかくどのおくばにも同じくらいの強さで当たるようなかんじで歌いましょう。

 

f:id:chorustips:20170601231824j:plain

  

Nコン課題曲の歌い方、好評連載中です。

 

月・木は高等学校の部課題曲『君が君に歌う歌』について。

作詞:Elvis Woodstock(リリー・フランキー)/作曲:大島ミチル

 

火・金は中学校の部課題曲『願いごとの持ち腐れ』

作詞:秋元康/作曲:内山栞/編曲:横山潤子 

 

水は、小学校の部課題曲『いまだよ』

作詞:宮下奈都/作曲:信長貴富 

 

について解説します!

 

 

〈ライター:小春うい〉twitterで記事のこぼれ話もつぶやき中@koharuui

日本語の歌唱を得意とする声楽家・合唱指導者。国立音楽大学卒業。基礎力を大切にした歌唱・指導が特徴。日本語音声学や朗読などを学び、知識を実践に結びつけることをライフワークとする。中学生の時、NHK全国音楽コンクール(通称:Nコン)全国大会出場。高校では合唱部を音楽的に推し進め、初出場で全日本合唱コンクール(通称:朝日コン)全国大会3位相当の特別賞を獲得した。大学・社会人になっても合唱やアンサンブルを続け、海外演奏旅行や海外コンクールなどの経験を持つ。