Nコン特集：「大きく伸びをして」音がかわっても口をパクパクしないで歌おう
こんにちは、小春ういです。今日もNコンの課題曲についておとどけします！
「大きく伸びをして」
木曜日の今日は小学校の部『いまだよ』から。「大きく伸びをして」という歌詞の歌い方をおつたえします！ ここははじめてパートが分かれるところ。歌うタイミングがズレても、同じ歌い方ができるように気をつけましょう！
ポイント1：「おお」の口のかたちは同じで
上のパートも下のパートも「おお」で音が大きくかわります。その音をていねいにとろうと思うと、口がパクパクしてしまいます。
しかし、そうすると歌詞を大切にしていないように聞こえてしまいます。
音は変わっても、口をうごかさずに歌いましょう。
ポイント2：「し」はべろの先を下に
「し」は歌いにくいことばです。きれいな「し」で歌うには気をつけるポイントがあります。
それは、べろの先が、下のはよりも下までもぐること。
べろの先はかなりふかいところです。
ポイント3：「て」は口のおくを広げて
3つ目のポイントは「て」です。
口で「て」と歌おうとすると、あさい音になってしまいます。
口のおく、べろを下げるイメージで「て」と歌ってください。
そうすると、ふかい音で歌えます。
Nコン課題曲の歌い方、好評連載中です。
月・水・金は中学校の部課題曲『願いごとの持ち腐れ』
火・木は、小学校の部課題曲『いまだよ』
作詞：宮下奈都／作曲：信長貴富
について解説します！
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日本語の歌唱を得意とする声楽家・合唱指導者。国立音楽大学卒業。基礎力を大切にした歌唱・指導が特徴。日本語音声学や朗読などを学び、知識を実践に結びつけることをライフワークとする。中学生の時、NHK全国音楽コンクール（通称：Nコン）全国大会出場。高校では合唱部を音楽的に推し進め、初出場で全日本合唱コンクール（通称：朝日コン）全国大会3位相当の特別賞を獲得した。大学・社会人になっても合唱やアンサンブルを続け、海外演奏旅行や海外コンクールなどの経験を持つ。
